Music and Thought

Live記録がメインです。たまに長文になりそうな思考結果はこちらに。

Janet Jackson@日本武道館

State of The Worldツアーでした。

前回来日の時は2015年でしたね。そちらも行きましたが、その時よりも今回の方が全然踊ってた気がします。その時は久々の復帰で、結構体系を隠すようなダボっとした服を着ていたような気がしますが、今回はそれなりに太ってはいましたがちゃんと体のラインが出るような服を着て、昔のRhythm Nationなどもちゃんと原曲の振り付けで踊っていたのが印象的。声も前回よりも出るようになっていました。

やはりステージングって継続していないと衰えるもんなんですね。でも、それ相応のキャリアがある人は短期間で復活できるというのもしかり。今回はそれをみたような気がしました。

 

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Phil Collins@AAMI Park in Melbourne

Not Yet Dead Tourでした。

今年一発目の遠征モノはPhil Collins。2002年に一度引退。2017年に復活したけど、今回のツアーは持病の腰が悪く、杖ついて歩いてるわ、椅子に座ってずっと歌ってるわというのを見て、「これはどっかで見に行かなければ!日本には絶対来ないぞ!」と思って見てきました。

メルボルンは日本から行けば2時間しか時差がないので、体力的に欧米よりも辛くないです。今回はメルボルンを1日観光する時間を取っていたので2泊4日でしたが、次回からは正直1泊3日でもいいかもと思ってるくらいw。

AAMI Parkはキャパ3-4万くらいの中規模サッカースタジアムで、アリーナ席は芝生防護のために白い板が敷いてありました。その上に白い椅子が並べてありました。

20時開演の1時間前の19時についたんですが、まだお客さんはまばら。みなさんギリギリになって到着されるようです。また、不思議なことにこちらの会場ではアルコールの飲酒量制限がありました。これ、同じ人が買いに来ても判別できる仕組み導入しているのかな?

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ライブが始まると、1曲目からAgainst All Oddsから始まって、この曲結構好きだったんで号泣しちゃいました。あー、やっと見れたよ、やっと聞けたよ、フィルおじさん!って思って感慨もひとしお。

こちらの観客の方はライブ中によく移動するんですね。みんな座席があるのにとことことこーって前に歩いて行って、写真やビデオ撮ってひとしきり踊ってくると戻ってくるんですw。なんとも不思議。私はそこまで前で見たいファンじゃなかったので、大人しく自分の席にいました。あと、みんなよく飲み物を買いに行きますw。で、結果ベロンベロンになってる客もいました。私の後ろの客が飲み物を持ちながらベロベロになって踊っていたので、私の椅子の背もたれにお酒をこぼしており、背もたれに立てかけていたパンフレットが少し濡れてしまいました…。隣のおじさんは背もたれにかけていたパーカーが濡れてしまっていたようです。私も座ってからしばらくしてジーンズのお尻がちょっと湿ってることに気づいて「ちょっと!」と思ったけど、コンサートに集中したかったので無視しましたw。

Phil Collinsはもともとドラマーなのでドラムを叩いているところ見たかったのですが、それは叶わなかったです。ただ、ドラムソロのところで座ったまま腰に負担がない状態で叩けるパーカッションは叩いていました。息子のNicholasくんがドラムをやっているので、パーカッショニストと3人でパーカッションソロやっていました。微笑ましいですね。17歳のNicholasくんはお父さん顔負けのドラミング、かつ、イケメン!Ringoの息子といい、ドラマーの息子は必ずドラムやるんですよねぇ…。

でも、彼は声もいいので声を聞けたのは大変貴重でした。日本への来日は1999年を最後にないのです。多分、アジアは今回回らないんじゃないかと思うので、とにかくどこかで見られて良かったです。

一番聞けて嬉しかったのはInvisible Touch。この曲はなぜか私が物心ついた時には知っていて、誰かが家で流していたと思うんですけど、この曲は小さい頃から好きでした。他にもたくさん聴きたい曲をやってくれたんだけど、この人のいい曲が多すぎて、Both side of story, You'll be in my heartとかもっと聴きたいのあったなーとか思いました。でも、見れただけで満足!

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動画はインスタに載せています。

https://www.instagram.com/p/Btaf3tiAhfp/

Superorganism@恵比寿Liquidroom

初の単独来日公演でした。

新人バンドって結構下手が多いんですが、こちらはバンドのコアメンバーはもともと音楽活動を結構やっていたようなので、演奏は安定感抜群。映像も面白い。ボーカルとコーラスは素人感満載だけれども、ボーカルのMCも含めた破壊力がすごい。日本人の野口オロノは毒舌で、「おっさんばっかりじゃん、若い子もきてよ!」とか「オロノちゃんって呼ぶな、オロノもしくは野口社長って呼んで!」とか言ったり、会場のみんなを曲中でしゃがんでジャンプさせようとして、しゃがむタイミングが遅いと「遅い遅い!」とか煽るしw。この子、日本人だけどカルチャーとしては日本人じゃないなと思いました。でも、彼女のボーカルってうまい下手とかいう次元ではなく、私の知っているアーティストの感じだとLou Reedみたいな感じなんですよ。しゃべりながら歌うみたいな。もちろん音は取ってるんだけど、なんかおっさんみたいな感じw。私も若い頃おっさんみたいって言われてたなーとか思い出しながらみてました。

 

サウンドはゆるくて本当に好き。このゆるさって2000年代以降じゃないと出なかった感じで、1960-1990年代って結構メロディラインとかはっきりしてたし、環境音楽もちゃんとしていた感じだったけど、2000年代以降って生活音が混ざってきてる環境音系もなんかけだるーいの多くなってきて好き。このバンド、水の流れる音使うの好きだよなとライブ聞いてて思いました。それがなんだかいい空間を作っていて好きでした。

セットリストはまだ出ていないので、あとで付け足します。

King Crimson@Bunkamuraオーチャードホール

Uncertain Times Tourでした。

この日は初日から数えて2日目。Red, Starless, 21世紀, 宮殿, Disciplineあたりをまんべんなくやってくれて感謝でした。トリプルドラムはやっぱり迫力満載。Fripp卿はどんどん可愛くなっていくしw。

 

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Mariah Carey@日本武道館

Live In Concertツアーでした。

正直、もう声が出ないんじゃないかと思っていました。が、いい意味で期待を裏切ってくれたライブだったと思います。

前回の来日の時はなんだか歌えない感じがして行かなかった気がします。ブログに投稿がないので、まともに単独公演行ったのはもしかしたら初めてなのかしら…。

セットリストはニューアルバム出したけど昔の曲多め。Emotions歌ったのには驚いた。原曲キーじゃなくて少し下げていたけど、それでもEmotionsは高音がすごくて大変だなぁと思っていたけど、ちゃんと高音も出していました。

個人的に嬉しかったのはMy Allを歌ってくれたことかな。この曲、音程の取り方が非常に難しい曲だと思っています。サビに入る手前の音程の動き方が尋常じゃない。これは人間で歌えるのか、と思っていましたから。でも、マライアさんなら歌えちゃうんですよねぇ。この人の醍醐味はフェイクの部分だと思うんです。思いっきり繊細なフェイクを使うことができる人だなぁと。そこに関しては全く昔と変わらなかったと思います。

んで、最後はやっぱりクリスマスソングです。こちらは何かで数年前聞いた時には最後の高音のところは出していなかったと思うんですが、今回は楽勝で出ていました。やはり体型変わると声って出やすくなるんですかね?明らかに痩せた方が声が出るようになったと思いました。これからもリバウンドしないで頑張って欲しいです!

 

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Young & Dangerous / The Struts

2018/10/26リリース。

昨今、こういう泥臭い感じだけどポップでキャッチーなロックチューンやるロックバンド多くないんだよな。単細胞ぽくて頭悪い感じも嫌いじゃない。いや、彼らが頭が悪いと言っているわけではないのだが。もう2000年代に入ってからロックはどちらかというとAlternative的なやつが主流で、特にメロディラインが簡潔なのが好きな私にとっては「うーん、悪くはないんだけど、キャッチーじゃなくて踊りにくいな」というロックバンドがとても多くて、実はちょっと物足りなさも感じていたところ。

彼らはSummersonicで初めてみたのだが、ボーカルが完全にQueenのFreddieの顔にそっくりすぎて、そこから注目しただけだった。歌い方やステージアクトも完全に意識しているだろうと思われる感じ。

ボーカルのLuke Spillerはパフォーマンスも突出してよく、今回のFoo Fightersアメリカツアーの前座を勤めているが、Foo Fightersのドラマーが歌うUnder Pressureを一緒に二人で歌っているところをみていても、Freddieにそっくり。ただ、真似をしている感じではなくちゃんと自分の声で歌い方はコントロールできているのが好印象。ただ、歌い方が結構気合いでいってる感じなので、今後喉とか潰さないようにしてほしいなぁ、と思う。

 2枚目となる今作はイギリス出身のバンドにしてはアメリカ寄りのサウンドのアルバムを出してきたなぁという印象。アメリカツアーをかなり回った影響なのかもしれないな。3曲目In Love with a Cameraなんかはアメリカのパーティーロックぽくてずっと飛んでられそうな感じ。7曲目のFireあたりもライブ映えしそう。実際、確か前回の来日の時にFireあたりはやってたはず。9曲目のTatler Magazineなんかはすこしミュージカルチックな曲の作りをしており、QueenやSparksを確実に意識しているのではないかと。まだ荒削りで音を練りきれていない感じはするが、こういう曲がうまく作れるようになってくると今後Rock Anthemになるような楽曲もバンド内で生まれてくるのでは、と思う。

世の中が複雑化して、実は音楽も複雑化している気がする。どうにか新しいものを音楽の中にも見出さなければいけないというミュージシャンたちのプレッシャーなのか。おかげさまでAlternativeというジャンルが発展したのは紛れも無い事実なのだが、ただ何も考えずに旋律の美しさや激しさに身を任せたいというときもあるんだよな。そういう時にはうってつけのバンドだと思う。来年のSummersonicもしくはフジロックにもぜひきていただきたいバンドだな。

 

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The Killers@日本武道館

Wonderful Wonderfulツアーです。

約5年ぶりの来日だそうです。東京・大阪1公演ずつでしたが、大阪は豪雨災害の営業で関空が使えないため機材などの運搬ができず中止が決定し、日本公演は東京1公演ということになってしまいました。

会場に入ってびっくりしたのが、オールスタンディングのブロックが2ブロックくらい埋まってなくて、2F席は全部黒いシートで覆われてて、開演20分前なのに1階席も人がまばらだったこと。これ見たら、帰っちゃうよぅぅぅぅ、って思ったけど、開演前にはとりあえず1階席は埋まりました。ホッ。

セットリストは添付の通り。結構古い曲が多かった気がするんだけど、新譜の発売ツアーじゃなかったっけ?とw。Hot Fussと新譜から4曲ずつやってて、他のアルバムからも比較的満遍なくやってるので、ちょうど5枚くらいアルバム作ってるのでだいぶライブやりやすくなっている中堅バンドって感じになってきましたね。

比較的飛びました。The Killersは飛ぶのにちょうどいいテンポの曲が多いのです。おかげさまで腰が痛いですが…。最後のアンコールのHuman→Mr. Brightsideなんですが、Mr.Brightsideが2versionありました。1回目は少しアレンジを変えたVer、2回目は客電を全てつけた上でオリジナルVerで。客電を全てつけた状態で演奏するっていうアーティスト、初めて見たかも。そして、実はすごく見やすい!まぁ電気が全部付いているので当たり前なのだが、アーティストもよく見えるし、客もよく見えるのでいいと思いました。自分も飛びたかったので飛びながら動画をとったら絵ずらはひどいけど、音は取れてるのでUPしておきます。

Brandonさんが途中でベース弾いてたんですけど、彼はベース弾く人なんだね。全然知らなかった。でも、基本的にとても機嫌がよかったし、「5年は長かった。今度は5年も経たずに戻ってくるって約束する」って言ってくれたし。

実はThe Killersは単独で何度も見ているので、一度フェスとかで見てみたいです。サマソニよりかはフジロックの空の下、野外で見たいですね。

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The Killers Spaceman 9.12.2018 Tokyo


The Killers Read My Mind 9.12.2018 Tokyo


The Killers Mr. Brightside 9.12.2018 Tokyo