Music and Thought

Live記録がメインです。たまに長文になりそうな思考結果はこちらに。

Superorganism@恵比寿Liquidroom

初の単独来日公演でした。

新人バンドって結構下手が多いんですが、こちらはバンドのコアメンバーはもともと音楽活動を結構やっていたようなので、演奏は安定感抜群。映像も面白い。ボーカルとコーラスは素人感満載だけれども、ボーカルのMCも含めた破壊力がすごい。日本人の野口オロノは毒舌で、「おっさんばっかりじゃん、若い子もきてよ!」とか「オロノちゃんって呼ぶな、オロノもしくは野口社長って呼んで!」とか言ったり、会場のみんなを曲中でしゃがんでジャンプさせようとして、しゃがむタイミングが遅いと「遅い遅い!」とか煽るしw。この子、日本人だけどカルチャーとしては日本人じゃないなと思いました。でも、彼女のボーカルってうまい下手とかいう次元ではなく、私の知っているアーティストの感じだとLou Reedみたいな感じなんですよ。しゃべりながら歌うみたいな。もちろん音は取ってるんだけど、なんかおっさんみたいな感じw。私も若い頃おっさんみたいって言われてたなーとか思い出しながらみてました。

 

サウンドはゆるくて本当に好き。このゆるさって2000年代以降じゃないと出なかった感じで、1960-1990年代って結構メロディラインとかはっきりしてたし、環境音楽もちゃんとしていた感じだったけど、2000年代以降って生活音が混ざってきてる環境音系もなんかけだるーいの多くなってきて好き。このバンド、水の流れる音使うの好きだよなとライブ聞いてて思いました。それがなんだかいい空間を作っていて好きでした。

セットリストはまだ出ていないので、あとで付け足します。