Music and Thought

Live記録がメインです。たまに長文になりそうな思考結果はこちらに。

小澤征爾音楽塾「カルメン」@東京文化会館大ホール

初めてのオペラ。どうして行きたくなったかというと、小澤征爾が指揮するコンサートを一度でいいから見てみたかったから。こんなこと言うと失礼だけど、流石に80歳を超えているのでそろそろ見ておかないと見られなくなるぞと思ったので。

思い立ってからチケットはすぐに取りましたが、やはりポップスやロックのコンサートよりもかなり高い。一番いい席を確保したら25000円でした。13列目の真ん中よりも少し左手側で、結構聴きやすいよい位置でした。前方には山本寛斎さんもいらっしゃっていました。

私、最近クラシック音楽を聞き始めたばかりなので何もお作法・ストーリーもわからなかったのですが、思いっきり楽しめました。クラシックだけどロックだなと思いました。体が揺さぶられたし鳥肌もたった!演者の方々に見入ってしまい、字幕とか見るの面倒だなとか思ったのですが、フランス語だったので字幕見ないとストーリーわからないし、これはちゃんとその言語勉強した方が良いのか?とかいろいろ考えちゃいました。また、オペラってオーケストラと演者が一体となっていてその世界にずるずると引き込まれていく感じがすごくて、感動しました!

ただ、今日は小澤征爾さん体調不良のため指揮はすべてクリスティアン・アルミンクさんでしたが、それでも素晴らしいものでした。最後のカーテンコールに小澤征爾さんが少し出ていらっしゃった時には思わず涙が出てしまいました。なんだろう、この感じ。正直、久々にものすごい感動を覚えてしまって、これからロックだけじゃなくてクラシックもどんどん生のものを聞きたいと思うようになりました!